会社と社員のホンネ会議

社員のホンネも、会社のホンネも。どっちも大事だから考えたい。

上司から返事がこない…どう動く?

 

「チャットはしたけど、まだ既読もついてない…」

「相談してるのに、返事がない。これって忘れられてるのかな?」

 

そんな経験、ありませんか?

 

上司に相談や連絡をしたのに、返事がこない。

これは、誰もが一度は感じたことのある”現場のモヤモヤ”かもしれません。

 

 

 

【社員のホンネ】

 

「返事がないと、どうしたらいいか分からない。勝手に進めて怒られても嫌だし、待つしかない」

「自分の存在が軽く見られてるのかと思ってしまう」

「何を優先すべきか分からず、次の一歩が踏み出せない」

 

返事がないことは、ただの「待機時間」ではなく、「自分の判断が間違ってるのかも」「この相談は意味がなかったのかな」といった不安を呼び込んでしまう

仕事の手が止まり、気持ちも曇っていく。

そんな悪循環が生まれてしまうことも。

 

 

【会社のホンネ】

 

「忙しくて、返信は後回しにしてしまうことがある」

「内容をしっかり考えてから返事をしたいと思って、かえって遅くなってしまう」

「すべてに即レスは無理。ある程度は自分で判断してほしい」

 

上司もまた、やるべきことに追われている現実がある。

決して無視しているわけではなく、”ちゃんと返したい”という想いがあるからこそ、返信が遅れることもある

 

 

【動きを止めないために】

 

上司からの返信が遅いとき、どう動けばいいのか?

 

たとえば、「〇〇について、こう進めようと思いますが、問題ありますか?」と”判断を仰ぐ”のではなく、”判断のたたき台を出す”形にすることで、上司の確認もしやすくなり、返信が早まることがある。YESかNOかで答えられる質問は、される側にとっても答えやすい。

 

また、「確認中ですが、〇日までに返答がなければこの方針で進めます」と期限を切っておくのも、動きを止めない一つの方法だ。

 

 

【お互いに”見てるよ”を伝える工夫を】

 

一方、上司側にも「返事を待ってる人がいる」という意識が求められる。

忙しくても、「見ました!後ほど返答します」とワンクッションだけでも返すことで、”放置されてる感”はぐっと減る。

 

お互いが忙しいからこそ、”見てるよ”のサインを交わすことが、信頼をつなぐ第一歩になるだろう。

 

 

【”返事がない=終わり”じゃない】

 

返事がこないとき、大切なのは「止まらないこと」。

 

・提案型で動く

・期限を決めてフォローする

・”見てるサイン”を出す、受け取る

 

こうした工夫で、「返事がない」から「次の一歩をどう踏み出すか」へと意識が変わる

コミュニケーションの小さな工夫が、仕事の流れも、人間関係も、スムーズになっていくはずだ。