【社員のホンネ】
「マニュアル通りにやったのに、何がいけなかったの?」
「載ってないことは分からないし、勝手に判断するのは怖い…」
仕事でミスをしたとき、そんなモヤモヤを抱えたことがある人も多いのではないか。
マニュアルを見ても分からないとき、ミスするのは怖いからそのままにしておいたけど「それじゃダメ」と言われる。
「じゃあどうすればよかったの?」という疑問が残る。
【会社のホンネ】
「マニュアルは”基本”。でも現場はイレギュラーの連続」
マニュアルに載っていない想定外のことが起きたとき、最低限、上司の指示を待つ余裕があるかどうかを判断する必要がある。
マニュアルに書いていないから…と何もできなくなってしまうようでは、手遅れになってしまうリスクもある。
現場では、常に”その時その場”の判断が求められるからだ。
もちろん最初から何でも正しく判断するのは難しい。
でも、「どう動けばよかったか」「何が判断のヒントになるか」を考える姿勢が、今後の力になる。
マニュアルを基本に、何に優先順位を置くべきかは周知徹底されていなければならない。
【マニュアルの役割とアップデートの大切さ】
「結局自分で考えなきゃいけないなら、マニュアルなんて不要じゃないか」というのは大きな間違い。
誰でも一定の質で業務ができるようにするための「道しるべ」として、マニュアルはとても大切。
だからこそ、現場の変化に合わせて、マニュアルを定期的に見直すことが重要だ。
「マニュアルに載っていないことが増えてきた」「実態とズレが出てきた」
そんな時は、改善のサイン。現場の声を拾ってアップデートしていく必要がある。
【”考えなくていい”ではなく、”考えるための土台”に】
マニュアルは”守るためのもの”だけではない。
その背景には「何故そうするのか」「どうすればもっと良くなるか」という考え方が込められている。
マニュアルをベースに自分の頭で考えて動く。
その積み重ねが、組織全体の柔軟性や対応力を育てていく。
そして、現場の声を取り入れながら、マニュアル自体を”育てていく”こと。
それこそが、チームの熟成に繋がっていく。